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インデックス投資ナイト

「インデックス投資ナイト」なるイベントが1/10に開催されたそうだ。

インデックス投資を勉強・実践するブロガー達によるイベント・・・とのこと。
批評家の山崎元氏のブログで発見。

http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/0199ff2a4664bff5eb0bd56008a04a4b

パネルディスカッションには上述の山崎氏の他、内藤忍氏など資産運用業界では名の通った人物が参加しており、思いの他豪華だった。

私自身、インデックス運用のファンドマネージャーをやっているのだが、

・インデックスファンドは低コストで透明性の高い商品で、顧客の長期的な資産形成にとっては有益な商品だ。少なくとも、既存のアクティブファンドよりも低コストな分だけ優位性がある。

という思いがある反面、

・一般的にはまだまだ、「ベンチマーク通り運用してるだけで、特段ノウハウなんていらないんでしょ?」という視線を感じることが多い。投資というよりは顧客の資産形成のためのインフラ構築、という色彩が強いので、仕事内容が事務作業中心で地味だ。アクティブのファンドマネージャーと比較して、報酬のアップサイドが限られている。(その分、運用成績による報酬のブレは少ないが・・・。)

という現実的な不満もそれなりにある。

そのため、こうしたイベントが開催されたことを知り、自分の仕事の意義も少しずつ世の中に浸透してきていることを実感して、明日からいつもより少し気分良く仕事に臨めるような気がした。

ちなみに、インデックス運用を極めようとすると、

・徹底した合理化による手数料の引き下げ。

・商品ラインナップの拡充。

という方向性で攻める必要がある。ただし、日本の運用会社ではインデックス専業の運用会社はなく、同じ会社で手数料の高いアクティブファンドも取り扱っているのが普通だ。

そのため、上記の方法でインデックス運用に注力すると、どうしても自社内で報酬の高いアクティブファンドからインデックスファンドへの乗り換えが発生し、短期的には収益が減少してしまうという問題が発生してしまう。

日本の投資信託の手数料は高すぎる、というのは業界内の人間にとっても、少し資産運用について知識のある個人にとっても最早常識となっている。そのため、もう少しインデックスファンドが普及しても良いように思うが、上記のような構造上の理由があるため、なかなか思うように普及しないのが現状なのだろう。

上記のような背景を踏まえ、山崎氏はブログで、

・日本では、インデックス運用で大きなプレゼンスを持つ運用会社がこれから登場する余地が十分ある。

と述べている。生命保険業界でも、シンプルで低コストな商品提供を売りにしたネット生保(ライフネット生命保険)が登場して話題を呼んでいるが、保険業界と同様の構造が資産運用業界にもあるのだと思う。

ファンドの運用、という観点でみると、やっぱりインデックス運用よりはアクティブ運用の方がファンドマネージャーとしてはやっていて絶対に楽しい。ただし、視野を広げてビジネスの観点でインデックス運用を見てみると、色々な可能性があり、結構面白い分野なんじゃないかと考えている。

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